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にんにくの歴史と産地
2024.08.06
にんにく
『ニンニク』は、誰もが当たり前に知っている、パワー食材、そして料理に使ったことのあるニンニクですが、とんでもなく奥が深く、すごいパワーを秘めた食材なのです。

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まずは、遠い昔から私達の健康を支えてきたニンニクのルーツを探っていきたいと思います!


にんにくのルーツ




にんにくの原産地は西アジアと推定されていますが、すでに紀元前3200年頃にはエジプトで栽培、食されていたと言われています。
なんとエジプトなんですね!興味深いです!



古代エジプトではピラミッドの建設のために労働していた人たちに配給されていたとか。
薬として使用されていた形跡も発見されているようです。

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そして日本にニンニクがやってきたのは中国を経由し平安時代に伝わっていたと見られています。
『万葉集』や『古事記』にもニンニクのことが書かれているようです。

昔は、健康で長寿になれる・滋養の源・体力維持・体力回復や健康管理に非常に良いと薬の意味あいをも持ち合わせる野菜と位置づけられていたようです。


エジプトに限らず、世界各国でにんにくパワーを示すエピソードが残っています。
やはりニンニクは今も、その不変的なものとして存在していることで私達の身体はそのパワーの恩恵を受けていることは間違いありませんね!


にんにくは今の猛暑には欠かせません。


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では、日本でのニンニクの産地はどこでしょうか?
そう!青森県が最も有名ですよね!スーパーで見る国内産のニンニクは圧倒的に青森産を多く見かけます。

次いで北海道・香川県と続きます。

青森県は豊かな自然環境と適度な湿度、夏は涼しく冬のとても厳しい寒さこそが、ニンニクの栽培に非常に適していて安定した品質と美味しいニンニクを育てます。

今では安価な中国産やスペイン産も見かけます。
ただ、味では圧倒的に国産が美味しいと評判です。



青森県産のにんにくについて



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青森県は国内でニンニクの名産地として知られていますが、もう少し詳しくみてみましょう。
中でも特に十和田市と田子町が盛んですがそれぞれにこだわりがあるようです。

まずは十和田市から! 市を上げて土作りに力をいれていて、農業共同組合を中心に、作物本来の旨味、豊富なビタミンやミネラルを損なわないよう野菜づくりを推奨しています。


土壌診断というのをおこない、土の栄養バランスを整えたり、良質な堆肥を使用したりと健康で安全な土作りにこだわった指導をされているそうです。


ニンニクの他にもゴボウ・長芋・ネギも有名ですよね。
やはりベースとなる土は大事ですね!この栄養たっぷりの土だからこそ、寒い冬でも居心地良く越冬できるのですね!



そして次は青森県最南端の町、田子町と書いて【たっこまち】と読みます。
ニンニクの一大生産地で、県内でもいち早く栽培に取り組んできたようですよ。

人口およそ6,000人の小さな町はその8割が山林、湧き水でまかなえるほど水資源もとても豊富な豊かな町ですね。

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田子町の土は火山灰土壌だったため、野菜つくりには向いていなかったそうです。

やはりここでも土壌改良からはじめて、様々な苦労と努力と試行錯誤を重ね温度差が激しいことがプラスに転じ有機肥料栽培でもとても糖度の高いニンニクを作ることに繋がりました。


たくさんの人々の努力が実り、今では田子町は『日本一のニンニクの里』として浸透しています。


『田子町ガーリックセンター』というちょっとおもしろい場所があります。
ニンニクをはじめとした地元食材にこだわったレストランがあり、ご飯類・麺類・こだわりメニューの他に、な・なんとニンニク入りのソフトクリームまであるのです!

ちょっと食べてみたくありませんか?流石、日本一のたっこまち!笑



品種の違いについて


ニンニクと一言でいっても種類がありますよ
代表的なものは真っ白い、ハリのある片が揃っていて大粒な「福地ホワイト6片種」旨味やニンニクの強さを感じられるのが特徴です。

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「たっこにんにく」は先程の田子町で栽培されたニンニクのことを指します。
1片が大きく、こちらも真っ白で実もしまり品質の良さが自慢です。

どちらも辛みより甘みが強いのが青森県産のニンニクの特徴です。


期間限定で産地でしか味わえない「生にんにく」があったり、オリジナルの名前がついたこだわりのニンニクを栽培している農家さんもたくさんいらっしゃいます。

私達ががなにげに食べているニンニクもたくさんの人の努力があり、美味しくいただけるわけです。



特にこの冬の寒冷な環境がとても重要で、土の中でゆっくりと成長させ栄養を沢山蓄えることで風味豊かで粒もしっかり、プリっとした立派なニンニクができあがります。



今はオーガニックスーパーも増え、意識が高く、野菜にもこだわりを持って選びたいという人が増えてきて化学肥料・農薬を一切使用せず健康な土で栽培されたニンニクもちらほら見かけるようになりました。

最近では家庭菜園や自分の畑で育てる方も多く、土壌さえしっかりしていれば手間をかけなくても育ってくれるようで、初心者の方でもチャレンジしやすいです。


栽培方法のポイントは、栽培する地域の気候にあった品種を選ぶことです。
寒い土地に住んでいれば、品種でいうと福地ホワイト6片種という代表品種、暖かい土地に住んでいれば、嘉定種にんにくは元々は中国由来の種を使用、温暖な土地に適することから四国、九州地方では一般的に栽培されています。

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変わった種類のにんにくもあります。行者ニンニク・島ニンニクなど…
調理方法によってそれぞれの特徴がでてとても面白いです。

いかがですか? 知れば知るほど、ニンニクって奥が深くて面白いです。
昔の人々は何故こんなにもニンニクのパワーが凄いなんて知っていたのでしょうか?
これを食べてみよう!と、一番はじめに食べた人の感想が聞きたいです 笑



仏教の教え



『五葷』という言葉聞いたことはありまでしょうか?
ニンニク・ニラ・らっきょう・アサツキ(タマネギ)・ネギなど匂いが強く精力が付くので仏教など教えで口にすることを避けられてきた野菜を指します。


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五葷は時代や地域によって若干の違いはありますが、こんなに栄養価が高く健康に良いとされているニンニクは必ず含まれますし、避けられるのか...


色々説はありますが、これらはに臭いがキツく滋養強壮に効果が絶大なため逆に心が落ち着かず修行の妨げになってしまうという考えから避けられたのでしょうか。


それでも修行僧の中では、ニンニクを食べて体力をつけていた方がいるとか。
もともとニンニクという語源は仏教用語からきているとう説が強いようです。



現在は様々な料理に広く使われているニンニクですが、仏教が一般的に庶民に広くひろまった当時、厳格な仏教信者は禁忌としてニンニクを避ける傾向があったそうです。

『忍辱』(にんにくと読みます)

仏教での意味は、困難を耐え忍ぶ、自分自身のできない部分、見たくない部分も認めるというのが本来の意味です。
それが自らの健康維持のために臭気を堪え忍んで食べると言うことに繋がっているのが有力です。


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今の時代、さまざまな食材が豊富に手に入り、料理法もたくさんあって、いろんな美味しい料理を作ることができる中で、ニンニクは私達現代人の食と健康には欠かせない野菜へと変化を遂げてきたんだな〜としみじみ思います。



ニンニク1つで、こんな長い歴史とたくさんのエピソードがあるのはおもしろいですね。
毎日忙しくしている現代人にとって必要な栄養素がたくさん含まれているニンニクは積極的に取り入れたい野菜の1つです!


今は便利な、にんにくオリーブオイル漬けやにんにくスライスなどもございます。

お家で料理はなかなか...という方にぜひご利用いただきたいです。

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