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腸内環境と自律神経の関係とは
2025.01.11
黒にんにく
前回【腸内環境を整える】というテーマでした。
健康的に過ごすためには、腸と自律神経はとても関係が深くともに影響しあっています。
この2つを整えることはとっても大事なケアの1つです。
そこで今回は自律神経と腸の関係についてもう少し深掘りしていきましょう。
腸内環境を整える
腸内細菌には善玉菌・悪玉菌・日和見菌この3つの種類が存在しており、その菌がそれぞれのバランスや働きによって腸内環境が作られています。
健やかな腸内環境は善玉菌が優勢で弱酸性に保たれていることが理想とされています。
聞き慣れない〈日和見菌〉は善玉菌でも悪玉菌でもない腸内細菌の一種です。
健康な時はおとなしくしていますが、身体が疲れて弱っている時は悪玉菌の味方になり同じ働きをし有害物質を発生させ免疫も下げてしまうのです。
この3つの菌のバランスを保つことが腸内を整える鍵となります。
〈善玉菌〉 私達の身体を守ってくれる菌
〈悪玉菌〉 増えすぎると身体に悪影響を及ぼす菌
〈日和見菌〉 状況によって善玉菌にも悪玉菌にもなる菌
腸内には身体に棲む細菌の約9割が腸にいると言われています。
菌の形成パターンは個々に異なり、大きく影響するのは自分の母親の腸内環境なんですって。興味深いですね。
産道を通り、生まれてくる時に母親の腸内細菌に接触することでそれを受け継ぎます。そして少しずつ増殖をしていくわけです。
腸内菌の原型、定着する菌の種類や形成が3歳まで決まるとされており、それまでに物や人に触れたり、砂場で遊んだり、様々な場所で沢山の菌に触れることで自然界に存在する菌を取り込みそれが自分の腸内環境のベースとなっていきます。
こんなこと誰も教えてくれませんよね?私も大人になってから知りました。
理想の割合は善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌が7割と言われます。
ただ、食事生活の乱れ、運動不足、睡眠不足やストレスによる自律神経の乱れ、加齢などで崩れてしまいます。
特に何を食べたかによって環境は大きく変化します。
【黒にんにく】の成分には強い抗酸化作用がある〈S-アリルシステイン〉が含まれており、老化現象を引き起こす悪玉菌と活性酸素を結びつくのを防ぐ働きがあります。
また食物繊維とプロバイオティクスと一緒に摂ることで善玉菌を増やす効果があるんです。
7割もの免疫細胞が腸に集まっているので、腸を整えることは免疫力を高めることに繋がります。
日々できることを継続して取り入れていくことが腸内環境にも良い影響を与えることが分かっています。
環境が改善され菌の割合が定着するまで約3ヶ月かかると言われるのでいい習慣を継続すること、それが大切ですね
自律神経を整える
生命の維持に必要とされる基本的な機能で、自分の意思とは関係なく様々な働きをコントロールする神経です。
アクティブな活動モード交感神経とリラックスの休息モードな副交感神経の2つからできています。
交感神経
血圧や心拍数を上げる、筋肉の緊張や腸のぜんどう運動を抑制する。
朝から夕方前の時間帯に活発になる神経で、興奮したり強くストレスを感じたときなどに優位になります。
副交感神経
血圧や心拍数をさげ、筋肉は緩和し腸の蠕動運動を促進させます。
夕方から朝までの時間帯に活発になる神経で入浴や睡眠中など心身ともにリラックスしている状態の時に優位になります。
2つを比べると全く相反する動きで、シーソーのようにバランスと取りながら機能を維持していることになります。
ここで【腸の蠕動(ぜんどう)運動】に注目してみましょう。
蠕動運動とは収縮と弛緩を繰り返し胃で消化した食べ物を吸収し、いらないものを排出する動きのことです。
交感神経はぜんどう運動を抑制します。つまり副交感神経が優位の時間帯に興奮状態やストレスを感じたりすると(交換神経が優位になると)腸が動きにくくお腹の不調に繋がってしまいます。
自律神経を整えることは本来の腸の動きを安定させ、環境も改善されやすくなります。
黒にんにくには自律神経を整いやすくしてくれるGABAというアミノ酸の一種が含まれています。自律神経を整いやすくしてくれる成分です。
ニンニクから黒にんにくになる過程の中で量が増えることがわかっていて、緊張やストレスを和らげたり、睡眠の質を向上するといった効果が得られると言われています。
リラックス効果が高まり、副交感神経が優位になるというわけです。
そしてS-アリルシステインの抗酸化作用によって疲労感を軽減させ回復を促進させることにより自律神経が調整されるという研究報告があります。
休息していても疲労感を感じていると交感神経が優位になっていて副交感神経にふれないんですね。
現代人はオーバーワーク、ストレス、不眠、リラックス不足、生活習慣の乱れによって知らずのうちに自律神経失調症になっている人がとても多いと言われています。
身体の冷え、疲れやすい、めまい、肩こり、便秘・下痢などあらゆる臓器と繋がっているので様々な症状がおこります。思い当たる方は規則正しい生活、習慣を改めることも必須です。
S-アリルシステイン成分は身体に貯めることができなので、毎日すこしずつ摂取する必要があります。
自律神経はオートマティックに働く機能だからこそ意識を向けあげることが大切ですね。
身体はすべて繋がっています。一瞬、関係なさそうな機能も実はそれぞれの機能がうまくバランスを取りながら健康を保とうとして日々身体は頑張っています。
身体のサインに気づいて、足りないものはきちんと補ってあげること、そして労ってあげることを大切に日々過ごしたいですね。
寒い日にこそニンニクパワーでカラダを元気に!!
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